アジアの映画祭・四都物語
釜山〜福岡〜クアラルンプール〜東京

The Festivals for Asian Films
Pusan - Fukuoka - Kuala Lumpur - Tokyo


Gatta@Pegasoさんが僕にとっての映画祭情報源なら、Mayさんはアジア映画についての相談役。この人のおかげで僕は貴重な資料を手に入れたり、未知の作品に触れる機会を得る事が出来ました。今年も東京国際映画祭で「アジアの風」部門に浸りきった、Mayさんの報告をお読みください。


 

 アジア映画三昧:アジアの風

 Asian Movie Junkie in TIFF "WINDS OF ASIA"

 May

 by May

 

 

 2002年から東京国際映画祭に[アジアの風]部門が設けられました。

 それ以前にもアジア作品は上映されていたのですが、[アジアの風]と言う専門の括りができたお陰で、今まで光が当らなかったアジアの国の作品にも出会えることができ、根っからのアジアフリークとして大変うれしく思っています。

 2002年と2003年の[アジアの風]はそれぞれ17作品の上映ですが、2004年は35作品、そして今年は37作品、年を追う毎に増えています。これはやはり、観客の反応が、良くも悪くも多い部門だからではないかな〜と、アジア映画を好むものとして思うのであります。

 普段接する機会は限りなく少ないですが、実は私達日本人にとって身近な存在の国を知りうることができる東京国際映画祭[アジアの風]、きっと来年も開場に日参する私なのです。

 今年、私が見たのは11作品。すべて[アジアの風]部門です。

 

「ゴールと口紅」(マレーシア)

 意外と多くの人が入ってます。香港映画ファンは・・・・見かけず。観客は知らない人ばかり。マレーシアならではの社会現象(宗教が背景にある)を、若者達の生き方とよくからめてあります。登場人物は皆かわいらしいです。見ると元気がでる良質の青春映画。

 

「モンゴリアン・ピンポン」(中国)

 そこそこ観客多し。根強い中国映画ファンがいるのですね〜。何もないところから、こんなにも楽しくホロリとさせられる物語ができるものだと感心しました。冒頭は淡々として眠気を誘う(草原が延々と続くシーン)のですが、ピンポン玉を国に帰しに行くころから、ぐいぐい引き込まれました。出演している子供達が素朴でかわいらしい(素人だそうです)。

 

「もう一度」(フィリピン)

 次に見る映画まで時間が余った為、急遽見ました。フィリピン映画を見るのは初めてです。観客は全く知らない方々ばかり。でも会場は半分くらいしか座席が埋まってませんでした。とても長い映画(2時間強)。詰め込み過ぎ。30分はカットして、余分を切った方がいいと思いました。主旨は理解できるので、あと一歩といったところ。

 ティーチインは時間の都合で参加できず(泣)。上映後、退出途中に主演俳優さんと鉢合わせ。イイ男でした(笑)。

 

「月光の下、我思う」(台湾)

 知り合いが多数来場してました。「台湾:電影ルネッサンス」という小特集のせいでしょうね。

 台東の田舎に流れる、ゆったりとした時間と静けさが心地良いです。生活の中に日本文化が取り入れられているのが、ちょっとうれしく思いました。

 終盤の怒涛の展開には、かなり吃驚させられました。楊貴媚なしでは成り立たない映画。

 

「細い目」(マレーシア)

 かわいくて、おかしくて、悲しい映画です。香港映画ネタ満載だからでしょうか、香港映画ファンも多数足を運んでいた模様。なくした宝石を見つけたような感覚と言うのでしょうか、出会えて心から良かった!と思える映画。

 日本での公開を強く希望します!

 

「深海」(台湾)

 知り合いが来場してました。主演の李威(リー・ウェイ・・・・台湾ではドラマでブレイク)ファン多し。主人公の女性に感情移入してしまい、やや凹んでしまいましたが、ラストでやや救われました。人を好きになるということは、少なからず狂気を含んでいるものですね。

 

「Aサイド、Bサイド、シーサイド」(香港)

 見たのが平日昼間だった為、知り合いの方々にはお会いしませんでした。香港の長州島の美しさに目を奪われました。自分もこんな風に、人を好きになったなぁと、懐かしく思い出してしまいました。「ドリアン・ドリアン」の女の子(マク・ワイファン)がチョイ役で出ていました。聡明な女性に成長しているみたいです。

 

「一緒にいて」(シンガポール)

 シンガポール映画=珍しいので見てみようかな、で見ました。台詞が極端に削ってあります。聾唖の女性が軸になり、色々な人の愛し方が描かれています。きっとどんな人でも、共通する問題ですね。

 押し付けがましくないですが、号泣者多数(私もだ!)。見られて良かったと思いました。

 

「チョコレート・ラップ」(台湾)

 ボビー・チェン(台湾の人気シンガーソングライター)が音楽担当なので、見ました。知り合いが多数来場してました。張り切って見たはずなのに・・・・ノレません。音楽に集中していたので、話は覚えていません(汗)。どうやらラップやブレイク・ダンスが肌に合わないので、共感できないみたい。イマイチでした。

 

「ドラゴン・プロジェクト/精武家族」(香港)

 スティーブン・フォン監督&主演です。彼のファンが多数来場。お行儀は良し。アクション(ユエン・ウーピン)あり笑いあり、ドラマあり、と詰め込み過ぎているようですが、うまく調和しています。

 ティーチインのときすごく近く(前から2列目中央に座っていたので)だったので、目が合ってしまいドキドキものでした(苦笑)。スティーブン本人も理知的な感じで好感が持てましたが、父親役のアンソニー・ウォンがとてもカッコよかったです。

 久々に香港映画らしい映画を見られました♪

 

 

「愛していると、もう一度」(香港)

 一人二役のアンディ・ラウが似すぎていて区別がつきにくいです。もっとキャラ分けしてほしかったですが、それを除けば大変良かったです。泣いていた人(私もだ!)ちらほら。

 オープニング時の画面にアンソニー・ウォンの名前が出ると会場からドヨめきと笑い声。何故〜?

 

 

 

 


 May

 映画館主・Fこと私のアジア映画におけるお師匠さんの一人。資料のご提供や映画祭へのお付き合いなど、いつもお世話になってます。

 洋紫荊倶楽部

 http://www5d.biglobe.ne.jp/~mayleng/


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