Be NOT obsessed with .......Mel Gibson 

 メルとチャットできたよ!

 Carinyaさん  2000 / 10 / 23

 by Carinya  

 

 

 

 「DAY FOR NIGHT」もリンクしている、メル・ギブソンのファンサイト「Gibsonial Relations - Mel Gibson and Movie Site!」のオーナーCarinyaさんが、先日なんとメル・ギブソンその人とのチャットに成功しました。そのチャット全文はCarinyaさんのサイトに現在掲載中なので、ぜひご覧になっていただきたいのですが、ここではまた別のお話。コンピュータを使って憧れの大スター相手のチャットに挑むに至った、ある一人のネット映画ファンの物語をお楽しみいただきたい。そこにいるのは誰あろう、きっと今日も大好きな映画に引きずられるように、コンピュータの前にいる私やあなたの姿に違いありません。

 なお、画像についてはCarinyaさんより提供していただきました。いや〜これで「DAY FOR NIGHT」も映画サイトらしくなったわい(笑)。


 御贔屓の映画スターがいるとして、もう追っかけてどうのこうのという年でもなし、ましてや相手は(物理的にも精神的にも)海の向こうの存在。ただただこのスターの映画は全部網羅してる、この人のことは世界中で私が一番よく知っているという哀れをそそられそうなほどの自負心と何かしたいと突き上げてくるものがあるとする。

 こういう場合人は何をするか。内へ向かうか外へ向かうか。今の世コンピューターという便利な道具が身近になったのをきっかけに私は外へ向かうことにした。雄々しき翼でもって勇気を持って.....なぁんて大仰な。(だがよく考えてみれば夢中になって通信やホームページを一生懸命やってるということは、端から見たらうちに篭りっきりで暗そうに見えるんだろうか....)

 文字どおり外へ向かって羽ばたいた結果、わかったことは、愛するメルギブソンに取り憑かれてるのは、世界で何も私だけじゃないんだというごく当たり前の事と上には上がいるもんだというこれまた当たり前の事だった....冷静かつ謙虚な私はここで、張り合うつもりはない、私は私の道を行くという心の宣言をしてサイトをとりあえず立ち上げたのが今年の春。それから......何のことはない、私は私の道を行くという宣言は、白紙に戻す事を告白しなくてはいけない羽目に陥ったのである。

 もちろん私の道はなにも断崖絶壁でハイここまでよという状態なわけじゃない。道はずっと続いてて行くべき方向も分かっている。ただここで、深い森、何が潜んでるかわからない瘴気漂う沼地(笑。こりゃちと言い過ぎか)に踏み込んでしまったわけだ。だがこの年になると毒気がなくてこの世はならず、毒を喰らえば皿までよと開き直れる余地はできてる

 大体がもともとメルギブソン自身が瘴気、毒気を発してるんだから、まっすぐ正しい道をすんなり旅することなんてあり得ない。いいじゃないの、つきあおうじゃないの、探検大好き。寄り道って子供のころから大好きだった。何が出て来るかわからないちょっとしたスリル。在り来たりを打ち破る天然の好奇心。この手は今だって捨てがたい。

 だが探検には苦労が伴う。私のサイト運営上の問題で具体的にいえば言葉。この瘴気漂う森にはアルファベットという名の毒素を含むなんとも粘っこいもやが常に漂う。まずこいつでへたってしまいそうになるところをぐっと踏ん張ってこらえると、先が読めるようになって探検も楽しくなってくる。

 以上の事を翻訳すると....私はメルギブソンとその映画とその他の映画が大好き。日本にはメルの事を掘り下げたサイトや情報源がほとんどないから、いっちょ私がやってみよう。この素晴らしい俳優をもっと知らしめよう。私の思いのたけと彼の映画の数々を深く静かに考察して発表し、同好の人と共有しよう。好きなことをやってれば衰え行く脳みその活性化にも役立つだろう。言ってみれば自費出版的発想。たぶんに自己満足。

 自分の頭の中味を書くんだから、言葉の苦労も森に踏み込むこともはない筈....だった。

 

 おっと何を書くんだったッけ.....ああ、チャットの事だ。そもそも森とは、本家本元アメリカを中心とするメルギブソンファンとの交流を意味する。瘴気とはメルの毒気にやられたそれらの人々(私も含む)が発する、おぞましくも愛すべき魂の発露なんだ。

 去年の今頃からメールボックスに英文のメールがぼちぼち増え始め今年の夏の初め頃からは、このままだと日常生活に差し障るかもしれないという恐怖(笑)が芽生えたほど大量のメールを受け取ってもなお踏ん張っていられるのは、そこから生まれる二義的なもの、たとえ電子世界の上での交信からでも素晴らしい心の交流ができるという喜びを発見したからだろう。

 初めのうちははっきりいって直接合うことのない本名も明かさないような電子世界的交流なんて、中味はなく薄っぺらなものだろうなんてたかをくくっていたもんね。ところがどっこいこれには裏切られた。中味はないどころかありすぎて仕まい場所に困るほど。

 それもただぽんと差し出すんじゃなくそこには、このスターに対するなんとも言えない暖かい愛情表現が添付される。だからといってみんながみんなイエスマンなんかじゃない。

 自分の意見はしっかり表す。我々が苦手とする議論はしょっちゅうだ。

 例えばつい先だって公開された「パトリオット」。御存じの方もいると思うがアメリカでは公開前からあの映画に関して白熱した議論が沸騰していた。暴力性、残酷描写、子供と銃の問題、イギリス人の描かれ方、奴隷制の問題、史実との差云々。そういう意味では鳴り物入り。彼らはすぐディスカッションリストを立ち上げ、自分達の問題として侃々諤々の論争を繰り広げた。公開前の映画を肴にして、勢い盛んな議論ができる状況をうらやましいとも思ったし、たかが映画でこれほど...と感心もした。あの議論の記録だけでひとつのアメリカンスタディの生きたお手本になるだろう。

 英語表現力が得意じゃない私ではこれには読むのがせいいっぱい。悔しい。だけど脳が凄く刺激を受けてて、うん今細胞が一つ生き返ったぞと感じることしきり。快感。これは嬉しい副産物だった。(日本でようやく公開された今、遅まきながら私は私なりの感想と意見を書いて投稿した。それに関してどっとレスが来たもんで慌ててしまったが)

 ましてやメルギブソンという大きな存在が共通項として、不動の位置にある。サイトを運営していく上で一人じゃカバーできないことも、世界中でメルに思いを馳せている忠実な人たちのおかげで、思いもよらないことにでくわすというおまけつきで成し遂げられるというもんだ。そんなおまけの一つがチャットだった。

 まだ熱い9月の初め、ちょうどメルのオフィシャルサイトが公開されたばかりの時で、その興奮が冷め切ってないまま、ある日フランスのファンがもたらしたニュースは、沈着冷静な私ですら浮き足立つものだった(笑)

 およそウェッブの世界に踏み込んだ私が、一番縁のないもの。去年コンピュータを仕入れて間もなくの頃、一度体験しただけであまりのつまらなさに懲りて以来。でも相手はメルなのよ、メル、メル。世界は沸き立った! ここで特にあっちのファンの凄いところ。反応が速いこと速いこと、一秒後からその後の何日間は、やれ私はこういうことを彼に聞くわ(と延々と質問を箇条書きにしてくる)、それフランスだとカンサス時間では何時なの(そんなの自分で調べろ!)とか、ほれ私ゃフランス語はダメだから代わりにこれを絶対聞いて(と、これまた延々と書いてくる。甘い!)だの、どうたらこうたら...。まるで王子様がダンスパーティーを開くッてんで、パニックに陥ったシンデレラのねえさんたちみたい。いや、何も馬鹿にしてるんじゃなく、可愛いなあ(笑)と。

 その喧噪をしり目に、可愛げがなく冷静な私は....あのつまらなかった唯一のチャット体験をじっくり思い出し、無駄な努力はいっさいせず簡潔に一言だけでいいから、彼に質問してみようと固い決心をしたのだ。質問の内容はもう決めていた。前から聞きたかったこと....来日の予定はあるか

 日本時間で平日の午前3時という、普通だったら逢魔が時、私にとっては一番頭が冴える時、これは幸いした。可哀想なのはアメリカ人。日中だもんね。みんな恨めし〜と泣いていた。中にはフランス語ということで、きっぱり最初から諦めた人もいた。諦めの悪い私は、ふん、フランス語が何よ、読むことぐらいできるんだからっと勇んで前日にそのサイトを訪問。前もって質問を受け付けてるというのでしっかり入力した(つもり。ところがこれがどうも怪しかったかもしれない(笑)。準備万端。

 

 ここで.....なぜ逢魔が時に起きてまで、電話代をよけいに使ってまでこうもこの俳優に入れあげるのか......映画館主Fさんはこの原稿を依頼して来るにあたって、面白い言葉を使われた。メルギブソンの「どこが」じゃなく「どう」好きになったのか。これは偉い違いだ。どこがなんて、答えもありきたり。顔さえすげ替えたら誰にでもあてはまってしまいそうな答えが出て来そう。でも「どう」と聞かれたら......

 答え:こう好きになったのである。チャットをしにフランスのサイトまで出かけた、これで十分答えになりません(笑)?

 さて実際にはほんとに楽しいひとときだった。至福の時。あたりまえよね。答えてるのはメルだもん。もちろんネットじゃなく、顔突き合わせたほんとのチャットだったら至福どころか恍惚なんでしょうが(笑)ま、叶わぬ夢。オンラインでもこれはライヴなのだ! 

 今この瞬間リアルタイムで彼の人生のある時を共有してる。これは初めて感じる妙な感覚だった。コンピュータ時代ならではというのだろうか。次々と画面にあらわれるフランス語を、目を血走らせながら見つめ読み、自分の質問がいつ出てくるのかわからぬままドキドキしながら、でも一方では妙に冷めていて、この不思議な感覚を噛み締めていた.......あれ、予定では45分間というプログラムのもう40分くらい経ってるじゃないか!わたいの質問は? まーだ? 嘘でしょ、ちょっとちょっとぉ...えいままよ、また打てばいいとばかりに辞書も見ないで(そんな暇ない!)知ってる単語だけでかなり省略して、バンバンバンッと打ち込んだ。南無三ここまで来て無駄死に、じゃない手ぶらで帰れるか、おにょれ見ておれ。丑三つ時に鬼気迫る形相で、フランスまで聞こえよとばかりにリターンキーを強打!!

 結果...見事、目的を達したのだ! 簡潔なたったひとつの質問にこれまた簡潔な、だけどいかにも彼らしいユーモアで味付けして(だから好きなのよ。笑)。

 はぁ〜、これで私のアドレナリンは尽きてしまったね.....そんな私の気配を察してか、隙あらばと待ってた次の質問にど突かれて私は、返礼も言えなかったのだ.....。

 だがもちろんファン冥利。大満足(でもない。もっと独占したかった。笑 )少なくともサイトにのっける大ニュースになる。なかなかあることじゃない。

 だがここで先に述べた言葉の問題にぶつかる。結局一時間余りに渡ったチャットの全文は、保存したオリジナルのフランス語のテキストで20ページ。メルが答えた英文はフランス語にいったん翻訳されて送信されたため、チャット中は答えが出てくるまでに少しずれがあったにもかかわらず、かなり速いテンポで質疑応答がなされていたような気がする。おかげで中味も濃い。私が前に体験したつまらないチャットとは大違い。チャットの性格が違うから一概には決めつけられないだろうが、停滞が全くない小気味の良いスピード感に溢れてた。当然といえば当然。お先にどうぞ、なんて誰がやるかしら(笑)

 ウエ〜これを訳すの? 幸い英仏語巧みなフランスの友人の尽力で私は送られて来た英訳文を整形して見やすくし、よだれを垂らして待っているアメリカその他チャットに参加できなかった人たちのためにそれを転送するだけで済んだ。

 凄いよね。まさにインターネット。まだ湯気が立ってるうちに感動が味わえる。日米仏3国間愛の交信(あとイタリア、イギリス、ドイツ、記憶が確かならトルコ、オーストラリア等からも送信されていた)(笑)いや大袈裟じゃなく、あのチャットはメルとファンの相互に手に取れそうな愛情が溢れてた。気持ちよかった。久しくない快感、充足感。

 私はその後、せっせと日本語に訳して何とかその愛溢れる雰囲気を一抹でも伝えようと、頑張った。おかしなもので、それほど読解力のないフランス語を現場で読んでいた時の方がむしろよく意味が伝わり、よく笑えたのに自分で日本語に訳すとどうにも面白くない。日本語が難しい。これはこの時に限らずいつも悩みの種。外国人を選んじゃったんだからこれは折り合わねばならない問題だが、他の海外俳優ファンサイトのオーナーたちは、どうなんだろう?

 ここで最初に書いた「私は私の道を行く〜」に戻るのだが、自分の頭の中味にあることだけを書いてれば言葉の苦労はなかったはず....これほどは。でも頭に中にある言葉を紡ぎ出すのも容易じゃないということもよ〜く分かった。例えば今書いているこの原稿。けっこう苦労してる(笑)。だから映画館主Fさんの文などを読むとほんとに感服。

 「私の道〜」というのは、かいつまんでいえばメルギブソンを映画職業人としての面と、ひとりの人間としての面の両方からその作品と共に掘り下げていく、ということなんだが第3層くらいまで掘り起こしたら、さらにその下に何層もの遺跡が発見されたという古代のトロイアみたいに次から次へと、新しい謎が出てくる。それを楽しみ味わってるだけで実は満足なんだが、それをテキストにするとなると....これは偉い努力を要する。感じることと表すことは別なんだなあと今さらながら思う。

 だって想像してみて。今ちょうど彼の最新作「パトリオット」が公開中だが、思い入れを差し引いてもこれはいい映画で人に薦めたい。「いい」という基準は人それぞれで違うだろうが、なにがどういいかは自分の頭の中ではちゃんと筋道だっている。感動や驚きその他ありとあらゆる感覚がちゃんと脳で言葉となって組み立てられていく。だがそれを表すとなると...陳腐なのよねぇ(笑)欲張りすぎなのかもしれない。

 どんなに言葉を尽くしてもかたり尽くせない魅力を持ってる人には違いないが、外に出てたくさんのファンや情報に触れてみて改めてまだまだ奥義を極めてなかったんだと思い知った(笑)これはもちろん嬉しい発見であり、またもやメルギブソンの過去の全作品を見直す羽目になった。彼の映画だけじゃない。関連するものも当然。

 だから私のホームページはまだほとんど工事中の状態。もちろんホームページはこれで完成、おしまいということはない。私の場合いわゆるバイオグラフィすら書いてない。自分の文で書いてみたいと欲張ってるせいだ。作品紹介もなかなか進まない。映画のサイトなんだからせめてこれだけでも完成させたいと思ってるんだが、初めに書いた寄り道をしたままなのだ。それを楽しんでいたいという気持ちが強い。ほら寄り道ってつい時間が経つのも忘れ、気がついたら真っ暗。親が心配して探しに出て来てこっぴどく叱られた.....そんな経験あるでしょう。まさにあれ。今は別に誰にも叱られないけど(笑)

 

 なんだかとりとめのない文になってしまったが、これが私のインターネット世界であり、まさにインターネットの利点と恩恵を楽しんでいる。もちろん弊害もある。寝不足や目の使い過ぎ、電話代(もっと安くならないもんか、NTTさん!)...この辺はうまくやらなくちゃね。

 最後に映画館主Fさんの心優しいお心づかいにより(ありがとうございました!)ごく一般的に私のサイトの紹介を少し。メルギブソンの動きと関連映画の情報に関してはどこよりも早い、というのが、ゲストの方の評価。たぶんそうだと自分でも思うけど、試しについ最近仕入れた「メルギブソン、ロバートダウニーJrでハムレットの舞台演出」というニュース。日本で一番早く載せたという某映画情報サイトより一週間ほど私の方が早かった(笑)。他愛無いもんだ。

 メルの動きなんて興味はなくても、彼は第一線で活躍してる俳優であると共に映画を作り助け配り読む人でもある。名前が表に出ることはなくとも彼が携わったたくさんの映画は、彼の俳優としての顔とはまるで裏腹に小粒ながら秀作ぞろいだと定評がある。その辺りのことももっと紹介していかなくては。

 ちなみに今度東京国際映画祭でかかる「私が愛したギャングスター」、今上映中の「機関車トーマス」などもメルが関係している。

 彼の映画に対する深い愛情、献身、誠実さ、職業意識などももっと知られていいと思うので、次に書くエッセイはそれがテーマになるかな。そして....海外特に本家アメリカでは、いまだに(これは私の言葉じゃない。マスコミが使う)老若男女問わず、人気と支持率の高さを証左する一つの要素、簡単にいうならミーハー的要素...これは正直にいおう。

 私はミーハーである(笑)。彼の姿かたちは誰がなんといおうと文句なし!だからもちろん画像がいっぱい。写真がないメルギブソンファンサイトなんて、だれが見たい?

 画像に関してはあんまり男の人向きでないことは確かかな(笑)。

 一度訪ねてみて下さい。ふ〜んこんなものかで構いませんから(笑)。でも「目から鱗」だったらいうことなし。チャットの全文も気が向いたらどうぞ!■

 

興味深い情報満載のCarinyaさんのファンサイト!

Gibsonial Relations - Mel Gibson and Movie Site!

http://www.mel-at-carinya.com

 

 

 

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