「黒水仙(フクスソン)」

 記者会見完全再録! 

 ペ・チャンホ監督最新作「黒水仙(フクスソン)」レポートその3

 Chang-ho Bae's "Black Narcissus" News Vol.3

 ヨシオカさん  2001 / 09 / 17 

 by Yoshioka

 

 かつて韓国映画界でニューウェーブの旗手として第一線に立っていた、「ディープ・ブルー・ナイト」などで知られるヒットメイカー、ペ・チャンホ監督が久々に第一線に復帰します。その作品の名は「黒水仙(フクスソン)」。

 「DAY FOR NIGHT」はこの記念すべきペ・チャンホ復帰作を全面的に応援。いまだに決まっていない日本公開を実現すべく、詳報をできる限りお伝えしていく予定です。

 第3回は宮崎で行われた記者会見の一部始終を敢然再録。宮崎日日新聞のヨシオカさんのレポートでお届けします。


◆まず5人が一言ずつ。

ペ・チャンホ監督「宮崎をロケ地に選択してから今までの、宮崎県や宮崎市などの関係者の皆さまのご支援をありがたく思っています。また、ずっとお世話になっている宮崎県の韓国駐在員にも心から感謝しています。そして貴重な時間を使って韓国から来られたマスコミの皆さんにも感謝しています。あと一週間ロケは残っていますが、宮崎で撮影する10日間のシーンはこの映画のハイライトになります。今日でロケは3日目ですが、宮崎の美しい自然をカメラに収めています。宮崎は南国の雰囲気と日本らしいところ両方持っている所。この映画のハイライトである宮崎ロケで、何とか名場面を作りたいと思っています」

アン・ソンギ「皆さんにお会いできてとてもうれしく思います。 イ・ミヨンさんを含め私も日本での撮影があれば良かったんですけれど、今回なかったのは残念でした。そのぶんイ・チョンジュとチョン・ジュンホは一生懸命やってくれています。私たちはこの映画のために応援に来たのか、邪魔しに来たのか分かりませんね。ともかく宮崎のシーンが素晴らしいシーンになるよう祈っています。今後も宮崎との関係を深めてお互いに助け合う関係になることを期待し、この映画が成功することを祈っています。来年、またこの映画を通じてお会いできることを楽しみにしています。(日本語で)ありがとうございました」

イ・ミヨン「お二人がいい話をしてくださいました。私もご協力してくださったみなさんにまずお礼を申しあげたいですね。この映画を通じて今回初めて宮崎という場所を知りました。映画が終わってまたゆっくりお邪魔したいです」

イ・ジョンジェ「みなさんにお会いできてうれしいです。宮崎県、宮崎市の関係者のみなさんに良い映画でお会いできることを期待しています」

チョン・ジュンホ「こんばんは。宮崎に来て4日過ぎました。でも何だか故郷に来ているような懐かしさがあります。昨日、中野・県商工労働部長が招待してくださった夕食でも故郷で食事しているような気がしました。もし、結婚すれば宮崎に新婚旅行で来たいと思いますね、今は彼女はいませんけど」

 

◆質疑応答

Q監督とアンさんは久しぶりにコンビを復活させたと聞いたが?

A ペ・チャンホ監督「私が撮った映画16本のうち、アン・ソンギさんとは1本から12本目まで一緒に作ってきました。10年ぶりということで本当に久しぶりに一緒にやることになりましたが、10年という時間を感じないぐらいに(いい感じで)仕事をすることができました。彼とは親しい友人なので、現場でも気楽に仕事ができましたしね。とても頼りがいのある友人だと思っています」

アン・ソンギ「監督はこの10年の間に、イ・ジョンジュが主演した『若い男』、ご自分で製作・監督・主演した『ラブストーリー』や『情』といった3本の映画を作りました。その3本の作品になぜ私を呼んでくれなかったのか?…と正直そう思っていましたよ。監督は何か深い意図があってそうしたわけではないんですけどね。韓国は中堅監督の数が少ないんです。そういう意味でペ監督がまだまだ40代なんですが、中堅監督として頑張っていただきたいと思いますね。そうすれば私もずーっと映画に出られますから(笑)。監督はここのところインディペンデント映画が多かった。今回の作品は制作費も多く、テイワ・エンターテイメントから積極的な支援をいただいているので、良い作品が作ることができる環境にあると思います。観客の皆さんと良い作品でお会いできることを期待しています」

Qロケした個所の中で印象に残っている場所は?

A ペ・チャンホ監督「明日、サンメッセ日南でクライマックスシーンをとることになってます。南国的な場所ですね。そこがいちばん良いシーンになるのではないでしょうか。高千穂町の夜神楽も入れる予定でして、これも非常に神秘的で、強烈なシーンになります。まぁ監督というのは自分が撮った所はどこでも印象深いものですけどね」

Q日本のファンにメッセージを。

A イ・ミヨン「韓国映画は『JSA』とか『シュリ』などが日本で愛されていると聞いています。また私もいい映画に出演していい演技を見せたいですね」

イ・ジョンジュ「日本の観客とはすでにお会いしたことがあります。それに『イルマーレ』が9月8日に公開されますし。そういう機会がこれからたくさんあればいいな…と思っています。この『黒水仙』が全国公開されれば、またいい出会いが期待できますね」

チョン・ジュンホ「前の二人が全部話して改めて申しあげることあまりないですね。実は日本に友達がいて日本の文化についてはいろいろ聞いています。環境自体は韓国と変わらないですね。出来れば日本に進出して、演技の仕事をしたいと考えています」

アン・ソンギ「多くのペ監督作品を通じて、1980年代後半から日本の韓国映画ファンとの出会いがありました。でも、最近は商業映画で日本に持ってくる作品があまりなかったのですが…。小栗康平監督作品の『眠る男』を通じて、日本のファンにはお会いしていますね。私がいつまで映画の中で演技をお見せできるか分かりませんが、愛する映画の仕事を通じて、今後も韓国の方だけでなく日本の方ともお会いしたいと思っています」  

 

  

  (写真提供:宮崎日日新聞

 情報をお寄せいただいた宮崎日日新聞のヨシオカさん、ありがとうございました!


 

今回の情報を提供していただいた宮崎日日新聞社のオフィシャル・サイト。

「黒水仙(フクスソン)」宮崎ロケ情報も載っています。

宮崎日日新聞

http://www.the-miyanichi.co.jp/

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